最終更新日:2023/12/11
ChatGPT・OpenAI・GPT-4とは？
SEOに強いAIライティングツール「トランスコープ」も、今話題のChatGPTを開発したOpenAIの最新APIである、GPT-4をベースに構築されております。
OpenAIとは?
OpenAIは2015年12月に設立されたアメリカの団体で、AIの研究と実用可能なAIの提供を目的としています。
TeslaのCEOであるイーロン・マスクや、アメリカのスタートアップ投資家のサム・アルトマンらビジネス系著名人が設立したことで注目を集めています。
OpenAIの研究やプロジェクトは、AIを活用しやすい社会を実現するために重要な役割を果たしています。
ChatGPTとは?
ChatGPT（チャットジーピーティー）は、 米国OpenAI社が公開した大規模な自然言語処理のためのニューラルネットワークモデルのチャットボットです。
GPTは、Generative Pre-trained Transformerの略語です。
ChatGPTは、自然な対話からユーザーが求める文章を生成できるほか、複雑な質問にも素早く反応できます。
一昔前のAIは、不自然な文章を生成することも多く、 ChatGPTが生成した文章の精度の高さに驚かれた方も多いのではないでしょうか？ 実際にこの文章もたたき台は、トランスコープで作成しております。
上記の急激なAIの発展は、我々を含めたAIの研究者も驚いており、以下の画像は横軸が計算量、 縦軸が精度のグラフなのですが、限界に達していたと思われていた精度が、ある計算量を境に急激に精度が改善しました。
あまりの進歩に、Microsoft社の共同創業者ビル・ゲイツ氏は、 「ChatGPTは現時点で最重要なイノベーションである」と述べており、ChatGPTへの期待の高さが伺えます。
実際にMicrosoft社はOpenAIとの長期的なパートナーシップを発表しました。 当パートナーシップは、OpenAIに数十億ドル規模の投資を行い、AIの進歩を加速させることを目的としています。
ChatGPTの用途
様々な用途がありますが、例えば以下の4つの用途がございます。
1. 文章の生成
1つ目は文章の生成です。
このような文章を作ってくださいという指示をChatGPTに行うことで、文章を自動で生成してくれます。
2. 文章の翻訳
2つ目は文章の翻訳です。
弊社内での実験では、英語への翻訳は比較的スムーズでしたが、中国語など言語によっては、 データが少ない状態でAIモデルが組まれたからか、翻訳の精度が低い言語がありました。
しかし翻訳の精度も現バージョンのGPT-4で改善されております。 後に詳しく説明させていただく通り、GPT-4ではかなり多くの言語が、 現行のGPT-3の英語よりも精度が高いとOpenAIが発表しているからです。
3. プログラムコードの生成
3つ目はプログラムコードの生成です。
このような関数を書いてほしいとChatGPTに指示すれば、ChatGPTがプログラムも書いてくれます。 社内でトランスコープを開発する際もChatGPTには大変お世話になりました。 特に検索するキーワードが思いつかない時にChatGPTは便利でした。
4. 文章の要約
4つ目は文章の要約です。
文章を自然な言語で適切に要約してくれます。リライトも可能です。
元々入力可能な文字数の制限が2,000文字未満でしたが、現バージョンのGPT-4では倍以上になりました。 結果として、より長い文章の要約も可能になっております。
ChatGPTのリスク
大きく2つのリスクがあると考えられています。これらのリスクを低減するために、 依然として人の目を介す必要性は一定ありそうです。
OpenAIはユーザーが入力したデータを学習に使わないと明言しておりますので、 プライバシーに関するリスクは少ないですが、会社の機密情報を入力することは可能な限り避けたほうが良いでしょう。
1. ハルシネーション(幻覚)リスク
生成された文章自体は自然でもっともらしいのですが、たまに事実をでっちあげることがあります。 この事実のでっちあげのことをハルシネーション(幻覚)と言います。
現バージョンのGPT-4では改善がなされているようですが、依然として制約の一つとして挙げられており、 まだ完璧に解決される目処が立っているとは言えない状態です。
2. 倫理リスク
事実としては正しくても、倫理的に問題のある発言をChatGPTが行ってしまう可能性があります。
こちらも現バージョンのGPT-4では改善がなされております。 爆弾の作り方を聞いても見事に回避する例がこちらに掲載されておりました。
GPT-4とは?
上記のChatGPTで使われているAPIであるGPT-3.5の後継機になります。
GPT-3.5(ChatGPT)と比較すると、様々な観点で精度が向上しており、たとえば日本語の精度においても、 GPT-3.5(ChatGPT)においてはデータ量の関係で英語よりも日本語の精度が劣っておりましたが、GPT-3.5の英語よりもGPT-4の日本語のほうが精度が高いという結果がでております。
実際に以下は弊社トランスコープにおいて、高級感のある雰囲気で、 ジュエリーとアクセサリーの違いについて文章を書かせた出力例になります。
GPT-3においては、「大人の品の憧れ」など、数は少ないものの不自然な表現がありますが、 GPT-4による出力においては不自然な表現は見当たらず、回答の品質に関しましても、 我々が考えるジュエリーとアクセサリーの違いにより即した回答になっていることが伺えます。
GPT-3の出力例
ジュエリーとアクセサリーは、その素材や形状、価値を考慮に入れると大きく異なると言えます。
ジュエリーは、主に金やプラチナなどの純度の高い貴金属を用いることが多く、 長期的に着用しても価値が保たれる夢のようなものです。
一方、アクセサリーとなると、プラスチックを含め様々な素材が使われ、その物理的特性や美しさを重視しています。
ジュエリーは特別な瞬間を彩るためのご褒美として、大切に扱うものですが､ アクセサリーは、 日常の装いを一層引き立てる存在となります。
ジュエリーとアクセサリーは、鑑賞する側もされる側も、どちらも見栄えが重要な要素ですが､それぞれ異なる特徴を持っています。
ジュエリーは、その艶やかな輝きが特徴的であり、 また、 結婚指輪をはじめとする、表現する意味が込められたジュエリーは、かわいらしさと上品さが混在する大人の品の憧れです。
一方、アクセサリーは、デザイン性に優れ、 時には機能性も含まれる優れたアイテムで、個性を表現し、洗練された雰囲気を演出してくれます。
ジュエリーとアクセサリーは、どちらも美しいものですが､着ける人の個性を大切にするアイテムとして、それぞれのもつ魅力を味わっていただけると思います。
GPT-4の出力例
ジュエリーとアクセサリーの違い
高級感溢れるジュエリーと、 魅力的なアクセサリー。 それぞれに独自の特徴があり、華やかな装いを演出します。
ジュエリーは、 貴金属や貴石を用いて造られた､上質で価値のあるアイテムです。 ダイヤモンド、ルビー、 サファイアなどの高価な宝石が主役で、手に入れることが難しいことも魅力の一つです。
一方、アクセサリーは、より身近で手頃な素材を使用することが多く､ 幅広いスタイルや価格帯で楽しめます。 プラスチック、 ガラス、 人工石などを使用し、 カジュアルなデザインから個性的なものまで、さまざまな表情が魅力です。
どちらも装いのアクセントとなり、様々なシーンで活躍します。 選ぶ際は素材やデザイン、 用途を考慮し、自分にふさわしい逸品を見つけてください。
ジュエリーとアクセサリーの違い
ジュエリーは、高級感漂う素材である金、銀、プラチナや、魅惑的なダイヤモンドや宝石を使用した貴重な装身具です。 一方、アクセサリーは、手頃な価格で手に入りやすい素材を用いた身につける小物であります。
ジュエリーは、永遠の愛を誓うエンゲージリングや結婚指輪など、特別な記念日やイベントで贈られることが多く、高級感あふれるプレゼントとされております。 アクセサリーは、気軽にコーディネートを楽しむためのアイテムで、 主にファッションを彩る役割を果たしています。
贅沢なジュエリーからカジュアルなアクセサリーまで、装いを華やかに演出するアイテムを上手に取り入れて、自分だけの素敵なファッションを楽しみましょう。
GPT-4 Turboとは？
GPT−4 Turboとは、OpenAIによって開発された最新のAIモデルです。 GPT-4のアップグレード版であり、下記の6つの特徴が発表されました。
- コンテキストが128kトークンに
- レート制限の引き上げで処理速度2倍に
- API利用価格引き下げ
- 情報が2023年4月までに更新
- GPT-4 Turbo with visionの導入
- ファインチューニングが可能に
6つの特徴についてはGPT-4 Turbo登場！OpenAI DevDay発表まとめのコラムで詳しく解説しておりますので、ご参考いただけましたら幸いです。
ChatGPTの費用
現状ChatGPT Plusのサブスクリプションは20ドルです。 しかしトランスコープを始めとする、様々なChatGPTをベースにしたソフトウェアがございますので、それを使うのも一つの選択肢でしょう。 トランスコープは、GPT-3.5(ChatGPT)ではなく、GPT-4をベースにしたアプリケーションになります。
トランスコープの価格については、料金プランをご参考いただけましたら幸いです。
まとめ
一定のリスクはありながら、GPTにより業務を効率化ができる可能性は非常に高いと考えられています。 まだ査読中の論文ではあるものの、中間レベルのライティングの仕事を与えた時に、 ChatGPTを利用したグループは37%速く仕事を終え、質に関しても20%程度向上したという結果がでております。
「書き始めのコストと時間」を劇的に下げたことが最大の理由と考えられており、 トランスコープを販売している我々から見ても、文章は0から1にするところが最も時間がかかるため、 たとえばChatGPTの出力する結果を編集する手間は増えたとしても、 全体として見た時に、圧倒的な効率化が図れているというデータがでております。
またトランスコープの場合、SEOに強い文章を作成するための様々な機能が搭載されておりますので、 SEO観点で見たときに、文章の質は更に向上しているものと考えられます。
たとえばトランスコープの中には、ある検索キーワードに対して、Googleで上位表示されているサイトで、 どのようなキーワードが使われているかを集計する競合分析機能があり、この文章もこちらの競合分析機能を使いながら、 上位表示サイトの共起語を含めていくことで、文章の完成度を上げていきました。 灰色のキーワードが、この文章内で既に使われているキーワードになっています。
トランスコープのユーザー様は、サイトに掲載する文章だけでなく、SNSや出版物に掲載する文章など、 文章を作る様々なシチュエーションでトランスコープをご活用されております。 是非ご検討いただけましたら幸いです。
トランスコープの詳細はこちら
最終更新日:2023/12/11
シェアモル株式会社 代表取締役
齋藤 康輔
大学在学中に半導体のシミュレーションを専攻する傍ら、人材会社にてインターン。
インターン中に人材会社向け業務システムを開発し、大学卒業後の2007年3月に上記システム「マッチングッド」を販売する会社、マッチングッド株式会社を設立。
12年の経営の後、2019年1月に東証プライム上場企業の株式会社じげんに株式譲渡。
売却資金を元手に、シェアモル株式会社を設立。
AIを利用したM&A・事業承継の仲介サービス「シェアモルM&A」とSEOに強い文章をAIが作成する「トランスコープ」を展開中。
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