最終更新日:2024/1/10
AIに関する研究や技術開発が進む中、SEOに強いAIライティングツール「トランスコープ」のような、SEO対策に役立つAIツールが次々とリリースされています。
SEO対策は、Googleなどの検索結果で自社Webサイト・コンテンツを上位に表示させ、多くのユーザーから認識してもらうための非常に重要な施策です。
その中でも、本記事では「favicon(ファビコン)」の概要やSEOとの関係性について解説します。
「ファビコンって何?」
「ファビコンってSEOと関係ある?」
上記のようなお悩みがあるSEO担当の皆様へ、本記事の内容がお役に立てますと幸いです。
「favicon」という名称は、MicrosoftのInternet Explorer (現在はEdge) が最初に導入しました。
なお、「favorite(お気に入り)」と「icon(アイコン)」を組み合わせた造語です。
ここからは、ファビコンの概要と表示場所についてご紹介します。
favicon(ファビコン)とは、Webサイトのシンボルアイコンのことです。
下の画像内の赤い四角で示しているアイコンが、全てファビコンです。
インターネットを利用する人であれば、1度はファビコンを見たことがあるでしょう。
もしかしたら、このアイコンの正式名称が「favicon(ファビコン)」であると知っている人は、少ないかもしれません。
favicon(ファビコン)の表示場所は、以下のとおりです。
先程の画像では、検索結果・ブラウザのタブ・ツールバーに表示されていると確認できます。
検索バーでは、検索キーワードを入力した際の候補として下図のように表示されます。
ブックマークの場合は、下図のとおりです。
検索履歴のタイトル横は、Googleであれば「設定」→「履歴」から下図のように確認可能です。
このように、さまざまな場所でファビコンは活用されています。
ファビコンによって、以下3点のメリットを得られます。
順番に見ていきましょう。
まずファビコンがあることによって、ユーザーの利便性を意識しているWebサイトだと認識され、信頼を得られるメリットがあります。
企業メディアであれば、ファビコン用のロゴを作る費用が工面できる会社であると信頼されるでしょう。
過去に、GoogleのAdsense広告において「ファビコンによって広告収益が下がった」などの声もあり、ファビコンの有効性は疑問視されていました。
2013年の広告フォーマットリニューアル時は、意図的にファビコンを非表示にしていた時期がありましたが、すぐに再表示すると発表しました。
もともとGoogleとしては「ユーザーエクスペリエンス・広告運用者の収益にプラスの効果が期待できる」と考えており、現在でもファビコンが設定できることから、有効性はあると推察できます。
2つ目のメリットは、どのWebサイトかファビコンを見ただけで分かるようにすることにより、ブランディングとなる点です。
ファビコンによって認知度が上がれば、数あるWebサイトやブログの中から、自社サイト・ブログへアクセスが集まりやすくなります。
Googleはファビコンについて、広告主が会社のロゴなどをWebサイトのブランディングに使用できる小さなグラフィックです、と説明しておりブランディングが目的の1つであると明言しています。
たとえば複数のショッピングサイトで服を探しているとき、A社よりもB社の方で好みの服が多いと、次回以降は始めからB社を利用するようになるでしょう。
仮にユーザーがB社のサイト名やサービス名を忘れていたとしても、ファビコンがあれば「以前このサイトが良かったな」と思い出してもらいやすくなります。
ファビコンは非常に小さいアイコンではありますが、他社と差別化できる重要な要素だと言えます。
そのため、ファビコンとビジネスのロゴは同じであるのが理想的で、ユーザーから認識してもらいやすくなります。
3つ目のメリットとして、ファビコンが設定済みのWebサイトは、設定されていないWebサイトよりも検索結果でクリックされやすい点です。
前回利用時がユーザーにとって良い体験となっていた場合、次回ファビコンを見た際、「以前訪問して良かったサイトだ」と思い出して再度クリックする傾向があります。
またクリック率(CTR)が増加するだけでなく、ユーザーのページ滞在時間も伸びる傾向もあります。
検索エンジンからの評価として、クリックされやすくなって滞在時間が長くなるほど、良いコンテンツだと判断されて上位表示されやすくなります。
そのためファビコン設定済みの方が、ユーザーや検索エンジンから良いサイトだと判断されやすくなるため、特別な理由がない限り設定しておいて損はないでしょう。
ここまで、ファビコンを設定する3つのメリットをお伝えしました。
結論、ファビコンには直接的なSEO効果はありません。
ただし、ファビコンがない標準アイコンでは、視認性が下がってしまい他のWebサイトと差別化できなくなります。
また、非公式なウェブサイトであるかのような印象を与える可能性もあるでしょう。
たとえば「副業ブログ おすすめ」で検索時の広告欄に表示されたファビコンが下図になります。
赤枠は、ファビコンのないスポンサーです。
ファビコンのあるスポンサーの方が、信頼できそうな印象があるのではないでしょうか。
ファビコンが設定済みであることによって、検索結果ページでの外観が視覚的に改善され、CTRが向上します。
ユーザーの利便性を想定した際、ブラウザでタブを複数開いている際に、残しておきたいタブを見失ってしまうことはよくあります。
ニールセン・ノーマン・グループの調査によれば、ユーザーのほとんどは他のページを開き・検索し・ブックマークしながら移動を繰り返しており、必要なページを残す目印としてファビコンが役立つとのことです。
つまりファビコンによって、どのタブがどのページか判断しやすくなり、ユーザーの離脱を防げる効果も期待できるでしょう。
このことから、SEOに直接関係しないとしても、設定することによって得られるメリットの方が大きいと考えられます。
Google検索セントラルによると、ファビコンに関して下記のガイドラインを守る必要があります。
注意事項は、以下のとおりです。
以上を踏まえて、デザインする際は「他社と差別化されている」「シンプルで認識しやすいもの」にしましょう。
本記事では、favicon(ファビコン)の概要やSEOとの関係性について解説しました。
結論、ファビコンには直接的なSEO効果はありません。
しかし、SEOに直接関係しないとしても、設定することによって得られるメリットの方が大きいです。
デザインする際は「他社と差別化されている」「シンプルで認識しやすいファビコン」にしましょう。
また、弊社お役立ちコラムでは、SEOに関する以下のような記事も掲載しております。
サブドメインとは?ドメインとの違いやSEOへの影響などを解説
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最終更新日:2024/1/10
シェアモル株式会社 代表取締役
齋藤 康輔
大学在学中に半導体のシミュレーションを専攻する傍ら、人材会社にてインターン。
インターン中に人材会社向け業務システムを開発し、大学卒業後の2007年3月に上記システム「マッチングッド」を販売する会社、マッチングッド株式会社を設立。
12年の経営の後、2019年1月に東証プライム上場企業の株式会社じげんに株式譲渡。
売却資金を元手に、シェアモル株式会社を設立。
AIを利用したM&A・事業承継の仲介サービス「シェアモルM&A」とSEOに強い文章をAIが作成する「トランスコープ」を展開中。
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