最終更新日:2024/2/27
「逆SEOとは何か知りたい」
「逆SEOを受けた場合、どのように対処すべきか知りたい」
このような考えをお持ちではありませんか?
今回は、逆SEOとは何かを解説するとともに、自社サイトが逆SEOを受けた場合の対処法や逆SEO対策の注意点を紹介します。
逆SEO対策は、ウェブサイトを利用してビジネスを行う全ての人にとって、非常に重要です。
逆SEOの被害を受けた場合の対策としては「自社サイトの質を上げ、ドメインパワーを上げる」といった自社サイトへの強固なSEO戦略が有効です。
逆SEO対策として、SEOを強化したコンテンツを作成したい方は、SEOに強いAIライティングツール「トランスコープ」もあわせてご活用ください。
逆SEOとは、Googleなどの検索結果において、ターゲットとなるサイトの順位を引き下げることを目的とした一連の施策のことです。
一般的なSEOは「目的のサイトを、より検索結果の上位に表示させる施策」ですが、逆SEOはその名のとおり「対象となるサイトを、より検索結果の下位に引き下げるための施策」です。
逆SEOは、「リバースSEO」または「ネガティブSEO」と呼ばれることもあります。
逆SEOには、ネガティブな偽情報の拡散・対象サイトへのスパム性の高いリンク設置・コピーコンテンツの作成・サイトのハッキングなど、違法性の疑われるグレーな手法が含まれます。
自社サイトが逆SEOを受けた場合、主に以下2つの悪影響を受ける恐れがあります。
逆SEOによりネガティブな偽情報が拡散された場合、たとえ拡散されたのが根拠のない情報であったとしても、企業やサービスの評判・売上に悪影響を及ぼす恐れがあります。
また、スパム性の高いリンク設置、コピーコンテンツの作成といった逆SEOの被害を受けた際に考えられるのが、サイトの検索順位が急激に下がるケースです。
サイトの検索順位が低下することでサイトへのアクセス数が減少し、集客率や売り上げ低下にもつながります。
逆SEOの影響を放置しておくと大きな損失につながる恐れがあるため、早急に対策を行いましょう。
逆SEO対策には、主に以下7つの手法があります。
それぞれ解説します。
逆SEOの対策手法の1つ目は、Google検索における自社サイトの順位を向上し、検索上位を維持することです。
戦略を持って自社サイトにSEO対策を行うことにより、自社サイトを検索上位に表示し、ネガティブな情報を掲載するサイトの影響を最小限に抑えることが可能です。
具体的には、以下のような施策を行いましょう。
■ページ施策:ユーザーのニーズを深く掘り下げた、ニーズに完璧に答えるコンテンツ作り
(質の高い記事作成・定期的な更新・リライトなど)
■内部施策:Googleが認識しやすく、ユーザーが使いやすいサイト作り
(titleタグの最適化・meta descriptionの最適化・最適な内部リンクの設置・ページ速度の改善など)
■外部施策:有益なサイトや関連性の高いウェブサイトからリンクを集める
(SNSや広告の活用・個別の営業など)
さらに、サテライトサイト(本サイトのSEOや集客のために、本サイトとは別に立ち上げたサイトのこと)を作成して複数のサイトを検索上位に表示すると、相対的にネガティブなサイトの検索順位を引き下げられます。
Google検索における自社サイトの順位を向上させるためには、高品質のコンテンツを提供し、ユーザーニーズを満たすことが重要です。
Google検索の評価基準については、NEEATTとは?SEO対策との関連やEEATとの違いをご参考ください。
SEO対策の具体的な方法やテクニックについては、SEO対策は意味がない?無駄と言われる理由と結果を残す方法もあわせてご覧ください。
SEOに関する最新の情報を分かりやすく知りたい方は【2024年版】YouTubeでSEOに役立つチャンネル10選を参考にしてみてください。
また、検索順位はすぐに入れ替わってしまうため、自社サイトを上位表示した後はサイト管理も重要です。
検索順位の推移がわかるチェックツールを導入し、順位が下がったらすぐに改善できるよう体制を整えておきましょう。
検索順位のチェックツールについては、【2024年版】おすすめ検索順位チェックツール8選もあわせてご覧ください。
逆SEOの対策手法の2つ目は、ドメインパワーを上げることです。
サイトのドメインパワーが上がれば検索結果で上位表示されやすくなり、逆SEOによってサイトの評価が下がるリスクを減らせます。
ドメインパワーを上げるためには、以下の3点が重要です。
Googleはユーザーに役立つサイトを評価する傾向にあるため、高品質でユーザーニーズに合ったコンテンツ作成が必須です。
また、Googleはサイトを評価する際、被リンクの獲得数も重要視しています。
Google では、200 以上の基準と、PageRank™ アルゴリズムをはじめとするさまざまな技術を使用して、各ウェブページの重要性を評価しています。特許を取得した PageRank のアルゴリズムでは、ページ間のリンクを「投票」と解釈し、どのサイトが他のページから最も良い情報源として投票されているかを分析します。
引用元:Googleが掲げる10の事実
良質な被リンクを増やしてサイトの評価を上げるためにも、質の高いコンテンツ作りは重要です。
被リンクの獲得方法について詳しくは、SEO担当者必見!被リンク獲得方法9選を徹底解説もあわせてご覧ください。
逆SEOの対策手法の3つ目は、定期的に被リンク元を確認することです。
逆SEOにより評価の低いサイトから大量の被リンクを受けたり、質の高い被リンクが外されたりすると、自社サイトの掲載順位が著しく低下する恐れがあります。
自社サイトへの被リンクは、Googleサーチコンソールを利用して確認できます。
定期的に確認し、逆SEOの被害を防ぎましょう。
もし低品質な被リンクが見つかった場合には、Googleサーチコンソールから被リンクの否認手続きが可能です。
また、Googleサーチコンソールではペナルティの有無も確認できるので、合わせてチェックしておきましょう。
Googleサーチコンソールの使い方については、【Googleサーチコンソール】使い方から応用まで詳しく解説!もあわせてご覧ください。
逆SEOの対策手法の4つ目は、良い評判を掲載しているサイトの検索順位を上げることです。
自社の商品やサービスについて良い評判やレビューを掲載しているサイトがあれば、以下の施策を行い検索順位を上げるよう努めましょう。
自社に対してポジティブなサイトを上位表示することで、相対的にネガティブなサイトの順位を下げられるだけでなく、自社のイメージ向上にも役立ちます。
逆SEOの対策手法の5つ目は、悪評の発信元にコンテンツ削除を依頼することです。
事実とは異なる内容やプライバシーの侵害にあたる内容が含まれるサイトを見つけたら、該当サイトの問い合わせフォームからサイト運営者に連絡し、ネガティブなコンテンツの削除を依頼しましょう。
削除依頼をする際は、具体的な根拠や法的な基準を示し、丁寧かつ論理的に説明することが大切です。
依頼しても削除に応じてもらえるかは分かりませんが、試してみる価値はあるでしょう。
逆SEOの対策手法の6つ目は、Googleへコンテンツの削除を申請することです。
Googleでは法律に違反している、または他者の権利を侵害していると思われるコンテンツを報告すると審査にかけ、コンテンツへのアクセスのブロック・制限・削除を検討します。
削除されるかどうかはGoogleの判断となりますが、悪質な誹謗中傷を受けている場合はGoogleヘルプから申請してみましょう。
逆SEOの対策手法の7つ目は、弁護士に相談することです。
著作権侵害や名誉棄損、誹謗中傷については弁護士に相談し、法的な措置を取ることも有効です。
弁護士に依頼すると、相手との交渉や手続きはすべて代行してもらえるメリットもあります。
ただし、状況によっては法的措置が難しい場合もあります。
また、弁護士へ依頼するには高額な費用がかかる点も留意し、逆SEO対策を検討しましょう。
次に、逆SEOの具体的な手法を紹介します。
逆SEOの手法を理解しておくと、自社サイトが被害を受けた際の対策に役立ちます。
ただし、逆SEOはGoogleからのペナルティや法的措置の対象となるリスクがあるため、決して実施しないようにしましょう。
避けるべき、グレーな逆SEOの手法は以下の6つです。
Googleもアルゴリズムのアップデートを随時おこなっておりますので、以下の手法も今後通用しなくなっていくでしょう。
それぞれ解説します。
無断で複製されたコンテンツは、Googleポリシーに違反します。
そのため、Googleからコピーサイトと認識された場合には検索順位が下がったり、まったく表示されなかったりする可能性があります。
順位を落としたいサイトのコピーコンテンツを複数作ることで、ターゲットとなるサイトがコピーコンテンツとして認識されると、ターゲットサイトの順位を下げることが可能です。
検索順位を操作することを目的としてリンクを大量に作成することは、リンクスパムと見なされ、Googleのペナルティ対象となる場合があります。
リンクスパムの仕組みを利用し、低品質なサイトからターゲットサイトへのリンクを複数設置することでターゲットサイトをペナルティの対象とし、検索順位の低下を引き起こします。
Googleからの評価を上げるために、高品質なサイトからの被リンクは重要な要素です。
Googleは質の良い被リンクが多いサイトを有益とみなし、上位表示させる傾向があるためです。
そのため、ターゲットサイトの有力な被リンクを削除することで、Google検索における順位を下げることが可能です。
具体的には、ターゲットサイトの運営者を装ってリンクを設置しているサイトに連絡を取り、リンクの削除を依頼します。
サイトがハッキングされたりウイルスに感染した場合、[セキュリティの問題]レポートにGoogleから通知が表示されます。
また、ユーザーが対象ページを開こうとすると警告ページが表示されます。
警告ページが表示されると自社のページが表示されないだけでなく、ユーザーに不信感を与えるため、ターゲットサイトには大きな痛手です。
しかし、ハッキングは「不正アクセス禁止法」に抵触する違法行為です。
決して実行しないようにしましょう。
DMCAとは、デジタルミレニアム著作権法のことで、デジタルコンテンツの著作権に関する米国の法律です。
著作権に違反しているサイトがある場合に、DMCAを利用して削除を申請すると、該当コンテンツをGoogleの検索結果から削除してもらえます。
DMCAは米国の法律ですが、Googleといった米国企業のオンラインサービスを利用する際は、たとえ著作権者や著作権侵害者が米国以外の人であっても対象です。
逆SEOではDMCAを悪用し、著作権者を名乗ってターゲットサイトを著作権侵害だと申請、削除させるケースもあります。
ネガティブな情報やレビューが拡散すると、ターゲットとなる企業や商品・サービスの印象を悪化させ、SNSでのシェアや「いいね」の獲得、サイトへのアクセス数に悪影響を及ぼします。
また、Web上で誹謗中傷や風評被害が広がると企業イメージの悪化により、売上の低下や顧客の減少といった被害を受ける可能性があります。
逆SEO対策を行う際には、次の2点に注意しましょう。
それぞれ解説します。
逆SEO対策の注意点の1つ目は、逆SEO対策は効果があらわれるまでに時間がかかることです。
逆SEO対策には、自社サイトの質を上げ、ドメインパワーを上げる施策も含まれます。
しかし、自社サイトのドメインパワーを上げるにはある程度の時間がかかる上に、実際に上位表示できるかはネガティブサイト側のSEO状況やドメインパワーにも影響されます。
さらに、コンテンツ削除などの交渉事もふくまれますので、交渉に時間がかかることも想定されます。
早く解決したい場合は、逆SEO対策の専門会社に外注し、より精度の高い逆SEO対策を行うことも検討しましょう。
逆SEO対策の注意点の2つ目は、ペナルティやトラブルにつながるリスクがあることです。
逆SEO対策としては、Googleの検索結果で自社サイトの順位を上げることが有効です。
このとき、Googleのガイドラインに抵触するようなグレーな手法で対策を取ると、Googleのペナルティを受けたり、競合サイトとトラブルに発展したりする恐れがあります。
逆SEO対策に取り組む際はGoogleのガイドラインを遵守し、自社の信用や評判を損なわないよう注意しましょう。
逆SEO対策の専門会社に外注する場合も、グレーな手法を取らない、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
逆SEO対策を外注する際の費用は、5万〜30万円程が相場です。
費用形態は主に「月額定額制」「成果報酬型」の2つがあります。
■月額定額型
成果に関係なく、月額料金を支払い逆SEO対策を依頼します。
費用は月額5万〜30万円が相場ですが、業者によっては月額料金だけではなく初期費用などがかかる場合もあります。
■成果報酬型
成果に対して費用が発生する仕組みで、コストを抑えやすいのが特徴です。
成果報酬は10万円前後であるケースが多いですが、初期費用や月額の固定費などが必要になるケースもあります。
「月額定額制」「成果報酬型」どちらの場合も、施策内容や扱うキーワードによっても費用が異なるため、あくまでも目安と考えましょう。
今回は、逆SEOとその対策について解説しました。
逆SEOは「対象サイトのGoogle検索における順位を引き下げることを目的とした一連の施策」のことであり、逆SEOの手法を理解すると、自社サイトが逆SEOを受けた際の対策にも役立ちます。
自社サイトが逆SEOを受けた場合には、強固なSEO戦略を持ってサイトの質を上げ、ドメインパワーを上げることが有効です。
SEOをより強化するには、SEOに強いAIライティングツール「トランスコープ」がおすすめです。
トランスコープについては、以下の動画で詳しく紹介しています。
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■SEOに強いAIライティングツール「トランスコープ」
最終更新日:2024/2/27
シェアモル株式会社 代表取締役
齋藤 康輔
大学在学中に半導体のシミュレーションを専攻する傍ら、人材会社にてインターン。
インターン中に人材会社向け業務システムを開発し、大学卒業後の2007年3月に上記システム「マッチングッド」を販売する会社、マッチングッド株式会社を設立。
12年の経営の後、2019年1月に東証プライム上場企業の株式会社じげんに株式譲渡。
売却資金を元手に、シェアモル株式会社を設立。
AIを利用したM&A・事業承継の仲介サービス「シェアモルM&A」とSEOに強い文章をAIが作成する「トランスコープ」を展開中。
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