最終更新日:2024/5/17
SEO対策として、SEOに強いAIライティングツール「トランスコープ」を活用して、ウェブサイト自体の質を向上させますが、実はインターネット上での安全性や信頼性は、Webサイトを運営するにあたり重要なポイントです。
Googleがセキュリティ対策を最重視している時代だからこそ、自社や個人でWebサイトを運営する担当者にとってセキュリティ対策は力をいれるべき施策といえます。
今回は、担当者がセキュリティ対策やテクニカルSEOを推進する際に押さえておきたいSSL化(HTTPS 暗号化)について解説していきます。
「https」からアドレスが始まる点がのSSLとHTTPSは、ウェブサイトの通信を守るための大切な要素です。
SSL(Secure Sockets Layer)は、通信を守る鍵のようなものです。
たとえば、宝物を守るために鍵を使うように、Webサイトも通信を守るために「鍵」みたいなものを使います。これにより、ユーザーが入力した情報やサイトのコンテンツが第三者に盗み取られたり、改ざんされたりするリスクを軽減します。
また、HTTPS(HyperText Transfer Protocol Secure)は、守られた通信の仕組みを指します。
Webサイトの閲覧時に、多くの情報がコンピューターからコンピューターへ送られますが、これがHTTPと呼ばれる方法です。とはいえ、Webサイトが通信をするとき、通常その中身を見られてしまう恐れがあります。
そこで登場したのがHTTPSです。HTTPSを利用すれば、HTTPに比べて通信が暗号化されており、データの漏えいや改ざんが困難になります。たとえば、手紙を暗号で書いて、他の人に読ませないようにするイメージです。URLが「https」から始まるサイトが適用されている証拠です。
SSL化されたWebサイトは大切な情報を守るために、Webサイト運営において大事なポイントでしょう。
先述した通り、インターネットの世界では、安全性と信頼性が非常に重要です。そのため、Webサイト運営者は、サイトのセキュリティを高めるための対策を行う必要があります。
代表的な対策がSSL化、HTTPS 暗号化です。
検索エンジン「Google」が「セキュリティは Google が最も重要視しているものです」と明言しているように、Google全体におけるHTTPS暗号化されたサイトの割合が年々増加しています。 *下記グラフ参照
最終的に100%暗号化することを目標に掲げているほど、Googleにとってセキュリティ対策は大切な要素となっています。
引用:https://transparencyreport.google.com/https/overview?hl=ja
SSL化には様々なメリットが存在します。主に4つのてメリットがあるので紹介します。
HTTPSへの移行やSSL化がSEO対策の一環として推奨されています。これは、Googleが安全性対策を重視しているためです。信頼性が向上し、ユーザーが安心して利用できるウェブサイトは、検索エンジン上でも評価が高まるため、上位表示される可能性が高くなります。
そのため、効果的なSEO対策のひとつとしてSSL化が重要です。
とはいえ、Googleに表示されているWebサイトの多くはSSL化が実装済みなため、SSL化したところで急激に順位が向上するわけではありません。最低限の対策として実装しましょう。
検索順位のチェックツールについて詳しく知りたい方はこちら
HTTPS化されたWebサイトは、ブラウザ上で安全なサイトとして認識されるため、ユーザーが安心してアクセスできるようになります。また、ChromeやSafari等のブラウザは、HTTPサイトに「保護されない通信」や「安全でない」等の警告を表示するようになっています。
これにより、ユーザーがHTTPサイトを敬遠する傾向があり、その結果、アクセス数が減少する可能性があります。
アクセス減少を回避するためにも、SSL化が求められるわけです。
WebサイトをSSL化することにより、ユーザーに安全な印象を与えることが期待できます。
先述した警告表示の有無に加えて、ユーザーの情報入力時における個人情報の保護にも寄与します。ユーザーからの評価はサイトへのアクセス数や検索順位にも好影響を与えるため、運用上のメリットが大きいと言えるでしょう。
常時SSL化を実装することで、サイト表示までの速度向上が期待できます。
「HTTPS化」は、次世代のプロトコル「HTTP/2」の利用が可能になり、通信が効率化されてWebサイトの表示速度が向上するからです。
Googleが公式声明を発表しているように、サイトの表示速度は検索エンジンからの評価のひとつとされています。
また、同様にGoogleが公開した実験結果にて、サイト表示の速さが3秒を超えると53%のユーザーが離れてしまうということがわかっています。
直帰率や離脱率を下げるためにも、SSL化をして表示速度を向上させることが大切です。
SSL化の実装手順や把握しておきたいその他ポイントを下記でご紹介します。
自身のWebサイトをSSL化するためにまず必要なものが「SSL証明書」です。
このSSL証明書は、通信を暗号化するためのデータであると同時に、サイトに信頼性を与える役割も果たします。
SSL証明書には数多くの種類があり、無料のものと有料のものが選択できます。
無料のSSL証明書のメリットは、初期費用がかからず簡単に導入できる点がありますが、無料のSSL証明書のデメリットとして更新期間が短いことや、サポートが限られていることがあげられます。
また、有料のSSL証明書は、更新期間が長く、信頼性やサポートがしっかりとしているメリットがある反面、費用がかかることがデメリットとしてあげられます。
運営しているWebサイトの規模や目的によっては、無料版のSSL証明書でも十分な場合もあります。しかし、有料の証明書を利用することで、より高い信頼性を証明することが可能です。
また、SSL証明書には種類があるので、SSL証明書の種類の説明とおすすめサイトを紹介します。
SSL化やWebサイトの信頼性を証明するSSL証明書は、主に以下の3種類に分類されます。
具体的にはドメイン認証型、企業認証型、EV認証型で分類されており、Webサイト運営者はそれぞれの特徴に合わせて、Webサイトに適用させる証明書を選択しましょう。
1.ドメイン認証型
SSL証明書を申請された担当者が、証明書へ記載されるドメインを保持していることを確認した後、発行される証明書です。ドメインを所有していることの認証を含めて、比較的安価で簡便に導入できることが特徴です。
2.企業認証型
ドメイン認証型の内容に加え、運営企業や団体の実在性を証明できるSSL証明書です。企業の実在性に対する信頼性が高まるため、コーポレートサイトやECサイトなどで利用されるケースがメインです。
3.EV認証型
企業認証型よりさらに厳格な機構をもつ証明書です。企業情報の詳細が、SSL証明書内に表示されることが特徴で、信頼性が最も高いため、大規模サイトや金融機関などで利用されることが多いです。
信頼度が高い証明書になればなるほど、SSL証明書に発生するコストも高くなる傾向にあります。運営サイトの規模感に合わせて、どのタイプのSSL証明書を利用するか選びましょう。
下記にて、ブロガーがよく使用している2社を紹介します。
引用:Xsever公式HP
Xsever(エックスサーバー)は、安定性と高速性が売りのサービスです。
高い信頼性を持つデータセンターを利用し、24時間365日対応のサポート体制が整っています。また、Xserverでは独自のキャッシュ技術により、ページ表示速度の向上が期待できます。さらに、無料版のSSL証明書が提供されるため、安全なWebサイトの運営が可能です。
SSL化の料金体系や実装方法については下記をご覧ください。
引用:ConoHa公式HP
ConoHa(コノハ)は、日本国内外の複数のデータセンターを利用しており、グローバルに展開するWebサイトに適しています。また、オープンソースのOpenStackを採用し、柔軟な仮想環境の構築ができます。ConoHaの特徴として、APIによる操作が可能で、自動化システムの構築が容易です。さらに、各プラン毎に定められたデータ量を使い切っても追加料金が発生しないので、コスト管理がしやすいのが魅力です。
SSL化の料金体系や実装方法については下記をご覧ください。
どのSSL証明書を使用するか決定したら、次は設定とURL変更によるリダイレクト対策を行いましょう。
まず、サーバーへSSL証明書の導入(インストール)をし、HTTPS通信が可能になるように設定します。その後、サイト内のリンクなど、すべてのURLを「HTTP」から「HTTPS」へ変更しましょう。この際、従来のHTTP通信を利用しているアクセスも、新しいHTTPS通信にリダイレクトされるように設定することが重要です。
今まで検索エンジンで積み上げた評価されている既存記事を無駄にしないために、301リダイレクトを設定して評価を引き継げるような対策を取りましょう。
SSL化が完了したら、運用や表示に問題がないか確認しましょう。
現在のWeb環境では、サイトの運営者がSSL証明書を導入して「常時HTTPS化」を実装させる対策がほぼ必須となっている状況です。改善を積極的に取り組むことで、より安全なサイト運営が可能となります。
SSL化後、まず確認すべきはページ表示と運用に問題がないかどうかです。
すべてのページがHTTPS通信で表示されること、URLリダイレクトが適切に機能していること、またエラーや警告が表示されていないことをチェックしましょう。
「Canonicalタグ」とは、同じ内容や類似内容が複数ページで存在している際に、どのバージョンが適切なものかを検索エンジンに示すために使用されるHTML要素です。
類似したコンテンツは、検索エンジンによって評価が低くなる傾向があります。これは、検索エンジンが重複したコンテンツ検索結果に表示させることを避けるためです。
たとえば、「HTTP」版と「HTTPS」版の両方のページが存在していたり、異なるURL構造で同じコンテンツが表示される場合、検索エンジンはどのページをインデックスすべきか判断できず、混乱することがあります。
「Canonicalタグ」を適切に設定することで、「こちらが正しいバージョンのページである」と検索エンジンに明確に伝えることができます。その結果、検索エンジンは正しいHTTPSバージョンのページを優先的にインデックスし、HTTPバージョンやその他の重複コンテンツを除外できるようになります。
「Canonicalタグ」の活用により、検索エンジンに評価してほしいページが適切に評価される可能性が高まります。「Canonicalタグ」はSEO対策において重要な要素であるため対策しましょう。
その他コンテンツSEO周りを強化したい方はこちらもご参考ください。
【2024年版】ChatGPTでコンテンツSEOの結果を出す方法
SSL化したページをSEOツールへ再登録することもSEO対策において大切なプロセスです。
自身のサイトのSEO対策で利用しているSEOツールも、SSL化以前と後のサイトを別物と認識してしまいます。そのため、「Google Search Console」や「Google Analytics」などのツールに再登録することも忘れずに対応しましょう。
SSL化は、Webサイトの安全性を担保し、信頼度を高めるための手段のひとつです。
SEO対策における最低限の取り組みであるため、担当者は必須で対応するべきSEO対策でしょう。
とはいえ、自社サイトの効果をさらに推進させるためには、Webサイト内のコンテンツ充実や記事の質の向上を継続的に向上させることが欠かせません。ユーザーにとって価値ある情報を提供し、サイト全体の質向上に注力しましょう。
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最終更新日:2024/5/17
シェアモル株式会社 代表取締役
齋藤 康輔
大学在学中に半導体のシミュレーションを専攻する傍ら、人材会社にてインターン。
インターン中に人材会社向け業務システムを開発し、大学卒業後の2007年3月に上記システム「マッチングッド」を販売する会社、マッチングッド株式会社を設立。
12年の経営の後、2019年1月に東証プライム上場企業の株式会社じげんに株式譲渡。
売却資金を元手に、シェアモル株式会社を設立。
AIを利用したM&A・事業承継の仲介サービス「シェアモルM&A」とSEOに強い文章をAIが作成する「トランスコープ」を展開中。
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