最終更新日:2024/11/21
AI技術の発達により、ChatGPTやSEOに強いAIライティングツール「トランスコープ」などの、AIサービスが大きく台頭しています。これにより、AIサービスは記事執筆や業務効率化など、ビジネスにおいても様々なシーンで活用されるようになりました。例えば、本記事のアイキャッチもAIで生成した画像です。
そして、AI技術はさらに進化を続け、現在は自動で画像の生成ができる「画像生成AIツール」が登場しています。
今回は、「画像AIツール」の基礎知識や、おすすめのツールの比較などを紹介します。
画像生成AIは、AI技術を活用してオリジナルの画像やイラストを生成する目的で開発されたものです。最近は、数多くの生成ツールが登場しており、人々から高い評価を受けています。
デザインは、ビジネス上で「思想」や「社会的役割」「自社サービス」を表現する重要な要素です。言語やデータも重要ですが、デザインは直感的に多くの人々に訴えかけることができます。それゆえ、自社サービスに対する理解や共感を促進する情報として、ますます重要視されています。
画像生成AIは、多機能でありながらも使いやすく、手軽に画像を作成できる点が魅力です。独自の画像を追加したい場合や画像編集が必要なケースで、画像生成AIは大変便利なツールとして活用できます。
画像生成AIは、各種サービスやアプリが提供されており、無料で利用できるものも多数あります。キーワードや状況を入力するだけで自動でAIが画像を生成するため、イメージに合った画像を短時間で取得することができます。
さらに、画像生成AIは最先端の技術である「ディープラーニング」を駆使しており、人間が作成したものと見分けがつかないほどの高品質な画像を生成できることも大きな魅力の一つです。
画像生成AIを使いこなすためには、プロンプトのコツをおさえる必要があります。
コツを理解して生成すると、より自身のイメージ通りの画像生成が可能になります。
画像生成AIツールにおけるプロンプトのコツは下記の4つです。
1. キーワードを具体的に
AIが望む画像を生成しやすくするために、具体的なキーワードを入力しましょう。
2. 複数のキーワードを組み合わせる
より詳細なイメージを伝えるために、複数のキーワードを合わせて入力することが有効です。
3. 再試行することを恐れない
一度目の結果が期待通りでない場合でも、何度も試行して、最適な画像を生成しましょう。
4. 無料ツールの活用
無料の画像生成AIツールがあるため、まずはそれらを使い比べて自分に最適な方法を見つけましょう。
画像生成AIの中には、日本語のプロンプト未対応のツールも多くあります。
その際は、日本語のプロンプトを英語に翻訳してから利用しましょう。
翻訳には、AI翻訳ツールDeeplや、AIチャットボットのChatGPTの活用がおすすめです。
例えば、ChatGPTを利用してみましょう。
「ロボットが椅子に座って絵を描いている」という日本語のプロンプトを英語へ切り替える場合、「次の文章を英語に直してください。 “(本文)”」と出力することで下記のようにプロンプトを生成してくれます。
また、画像生成AI用に具体的なプロンプトに変換したい場合は、
「次の文章を、画像生成AI用のプロンプトとして最適化してください。”(本文)”」とChatGPTで指示をだすと、下記画像の通りより具体的なプロンプトに変化した結果が返ってきます。
翻訳を利用すれば、日本語未対応の画像生成AIでも問題なく利用できます。
ChatGPTについて、さらに詳しく知りたい方はこちら
初心者向けChatGPTの始め方: ログインURLからアプリまで
画像生成AIツールは様々なメリットを持ち合わせていますが、デメリットもあることを理解しておきましょう。
1. 時間と労力の節約
AIが自動で画像を生成するため、手間がかからず、短時間で作成が可能です。
2. 無料で利用可能なツールが多い
利用者は無料で高品質な画像を生成できます。
3. レベルの高い画像の生成
Deep Learning技術を利用して、人間の制作物と見分けがつかないほどのクオリティの画像が得られることがあります。
1. 著作権関連の問題
生成した画像の著作権はツールの提供者や他の利用者と共有されることがあります。
2. 不自然な画像を生成する可能性がある
AIが完全に理解できない場合や、入力キーワードが不適切な場合、不自然な画像が生成される恐れがあります。
3. 完全にオリジナルなデザインが難しい
生成される画像はAIが学習したデータを元にしているため、完全にオリジナルなデザインの制作が難しいことがあります。
そこで、AIを活用したライティングツールの活用をおすすめします。
画像生成AIは、多くのツールがリリースされています。
下記にビジネスに活用可能なおすすめのツールと各ツールのプロンプト結果をまとめました。
プロンプトは、
「PCで仕事をする犬」
で実験しました。
Stable Diffusionは、ユーザーが入力した文章から画像生成ができるツールです。無料で利用でき、生成した画像の商用利用ができます。リアルな画像や創造性に富んだ画像が生成できたり、フレーミングや照明の調整などの機能が搭載されていたりします。
Stable Diffusionの利用方法は、Web版とローカル版があります。
ローカル版は、自身のPCにソフトをインストールする必要があるため、Web版の利用がおすすめです。今回は、「Dreamstudio」を使用します。
Stable Diffusionで作成した画像は、プロンプト通りの生成はされませんでした。
犬単体の画像や人がビジネススーツを着用した男性が写っている画像などが生成されています。
引用:https://www.conoha.jp/ai/canvas/
ConoHa AI Canvasは、Stability AI社の画像生成AI「Stable Diffusion XL」を Webブラウザ上で簡単に利用できるAI画像生成サービスとして人気です。
通常Stable Diffusionは難しいインストールやプログラミング、高性能PCが必要ですが、ConoHa AI Canvasは初心者でもかんたんにクオリティの高い画像の生成が可能!
画像生成サービスでは珍しい日本サービスなので、日本語でのサポートやマニュアルがあり初心者向けツールとしておすすめです。
生成枚数に制限がなく、シンプルでわかりやすいコントロールパネルなので、使い勝手も抜群です◎
また、NVIDIAの高性能GPUをクラウド上で利用できるので、生成スピードもとても速いです。
ConoHa AI Canvasで作成した画像は、プロンプト通りのイメージで生成されています。
生成枚数に制限もないので次に生成ボタンを押すと、すぐに違う画像が生成されるのでお気に入りの画像が見つかります。
Dream by WOMBは、Stable Diffusionと同じテキストから画像の生成が可能なサービスです。
プロンプトに加え、アートスタイルを設定することが可能で、より自身のイメージに合わせた画像の生成が可能になります。無料版では、選択できるアートスタイルに限りがあるため、アートスタイルを含め、多くの機能を利用したい場合は有料版への切り替えが必要になります。
Dream by WOMBで作成した画像は、プロンプト通りのイメージで生成されています。
とはいえ、無料版で生成される画像は1枚のみですので、複数の提案が欲しい場合は有料版へ切り替えましょう。
引用:https://www.bing.com/create?toWww=1&redig=79EB572185094D879949D49D63BCAECD
Bing Image Creatorは、「Microsoft社」提供の画像生成AのIツールです。
文章をプロンプトで出力すれば、プロンプト内容に適した画像を4枚作成できます。画像生成の技術は、「OpenAI社」が開発する「DALL・E2」を使用しています。
Microsoftアカウントを所有するだけで無料で利用可能です。
Bing Image Createrで作成した画像は、プロンプト通りに生成されています。
画像も4枚生成されており、暗いシーンから明るいシーン、異なる画角まで生成されているため、自身のイメージに合った画像が得られるでしょう。
引用:https://www.adobe.com/jp/sensei/generative-ai/firefly.html
Adobe Fireflyは、「Adobe」が開発する画像生成AIの機能です。
テキストからの画像生成はもちろん、3Dから画像を生成したり、画像を拡張したりなど、デザインツールならではの様々なコンテンツ生成手段が搭載されています。
現在は、Beta版のみがAdobeからリリースされており、利用にはAdobeアカウントが必要です。
また、Adobe Fireflyは無料で利用できます。とはいえ、Beta版で生成した画像の商用利用は不可なため、注意が必要です。
Adobe Fireflyで作成した画像は、プロンプト通りに生成されています。
Bing Image Creatorとは絵のタッチが異なり、よりアニメチックな絵になっている点が特徴です。
また、犬種、画角も様々ですし、背景のイラストや服装で仕事中だとわかるようなデザインになっており、よりバリエーションに富んだ結果となりました。
Craiyonも、画像生成AIツールの1つです。その他のツールと同じく文章から画像生成ができます。
アートスタイルの設定や、最適化されたプロンプトのレコメンドを提案してくれます。
※日本語で「PCで仕事をする犬」と指示を出した場合
Craiyonで生成した画像は、プロンプトと全く異なる画像が生成されました。
下記結果の通り、日本語でプロンプトを実行すると、意図する画像が生成されない恐れがあります。
※英語で「a diligent dog typing on a PC while working」と指示を出した場合
プロンプトを英語に切り替えてプロンプトを出力しました。
犬とPCが映る画像は生成されましたが、あまり仕事をしているようには見えない画像が目立っています。
英語のプロンプトは、Craiyonが提案する英語のプロンプトか、日本語のプロンプトを英語に訳して実行するなどの対策をとることをおすすめします。
引用:https://www.canva.com/ja_jp/ai-image-generator/
Canvaとは、画像作成用のサービスです。
Web版とスマホアプリ版のどちらにも対応しており、無料から始められるため、多くのユーザに利用されています。
Canva内に「Canva AI(Text to image)」という機能が搭載され、テキストでイメージの入力はもちろん、画像スタイルやフォーマットなどの設定まで可能です。
Text to imageは、Canva上でアカウントを持っていれば基本無料で利用ができますが、生成に失敗した分もカウントされたり、カウント数も表示されないため、注意して利用しましょう。
CanvaのText to Imageで生成した画像は、背景が仕事中の様子を表現している画像が生成されています。とはいえ、犬がただPCの横に座っている画像もあるため、プロンプトで適格な指示を出力することが必要です。
以上が画像生成AIツールの比較表です。ご参考になれば幸いです。
画像生成AIは、様々なユーザーに利用されていますが、ビジネスにも活用が可能です。
デザインは、直観的に自社サービスやコンテンツを伝えるための、重要な要素です。
画像生成AIを活用すれば、リソースを抑えつつ、ユーザーへ訴求する手段の幅を広げられることが期待できます。
例えば、下記のような活用方法があります。
など
画像生成AIツールを使用する際には、いくつかの注意点があります。まず、生成された画像の著作権に関するポリシーが策定されているか確認が必要です。また、生成された画像をWebや広告で利用する場合は、他人の肖像権を侵害していないかも注意が必要です。
さらに、画像生成AIツールは、機械学習を用いて大量のデータから学習しているため、場合によっては不適切な画像が生成されることがあります。そのため、使用する際には、結果が適切であるかどうかを確認することが重要です。
また、サービスの利用規約やポリシーには、何らかの制約が設けられていることがあります。例えば、商用利用が許可されていない場合や、一部の国での使用が制限されていることもあります。そのため、使用する前には、必ずツールの利用規約を確認するようにしましょう。
ビジネスにおいて、デザインは重要な要素になりえますが、文章の質も担保させる必要があります。
例えば、コンテンツSEOを推進させる場合、アイキャッチや挿絵のデザインだけに力を入れても、中身(記事コンテンツ)の質が足りていないと、思うように検索エンジンに評価されなかったり、ユーザーにとって有益である記事だと感じてもらえません。
魅力的なデザインで目を引き、中身でさらに評価してもらえるコンテンツが大切です。
弊社が運営するSEOに強いAIライティングツール「トランスコープ」は、対策したい検索キーワードを入力するだけで、SEOに適したタイトルや見出しを提案し、文章まで無料で作成することができます。
また、文章作成だけでなく、コピペチェックや、リライト、校正などコンテンツ制作に必要な機能が搭載されていますので、ぜひ一度お試しください。
また、コンテンツSEOの推進をはかりたい場合は、下記の記事もぜひご参考にしてください。
【2024年版】ChatGPTでコンテンツSEOの結果を出す方法
画像生成AIツールやプロンプトのコツを紹介しました。
デザインは自社サービスを直観的に訴求できる重要なポイントです。無料で利用できるサービスも多くリリースされているため、1度試してみてください。
また、デザインだけに力を入れても意味がありません。コンテンツの中身まで質が伴っていることが大切です。
上記以外でも様々な用途で活用できるプロンプトをまとめた厳選プロンプト集をこちらからダウンロード可能です。ご興味がおありの方は、無料ですのでダウンロードされてみてください。
今回ご紹介したAIサービスを活用し、自社のビジネスを推進させましょう。
最終更新日:2024/11/21
シェアモル株式会社 代表取締役
齋藤 康輔
大学在学中に半導体のシミュレーションを専攻する傍ら、人材会社にてインターン。
インターン中に人材会社向け業務システムを開発し、大学卒業後の2007年3月に上記システム「マッチングッド」を販売する会社、マッチングッド株式会社を設立。
12年の経営の後、2019年1月に東証プライム上場企業の株式会社じげんに株式譲渡。
売却資金を元手に、シェアモル株式会社を設立。
AIを利用したM&A・事業承継の仲介サービス「シェアモルM&A」とSEOに強い文章をAIが作成する「トランスコープ」を展開中。
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