最終更新日:2024/8/28

NVIDIAとは?会社概要やAI業界への影響について解説

「NVIDIAは聞いたことがあるけど、どんな会社?」

「AI業界にどのような影響があるのかを知りたい!」

本記事にアクセスしたあなたは、最近話題のNVIDIAに関して知りたいのではないでしょうか。

NVIDIAは米国の半導体メーカーであり、SEOに強いAIライティングツール「トランスコープ」で使用している、ChatGPTの開発にも貢献しています

本記事ではNVIDIAがどのような企業なのか、強みや事業内容について解説しており、株価についても取り上げております。

なお、ChatGPTについてはChatGPT・OpenAI・GPT-4とは?GPT-4oの特徴や使い方、実際の利用例まで徹底解説のコラムをご覧ください。

NVIDIAとは

出典:NVIDIA公式サイト

はじめに、NVIDIAがどのような企業なのか、以下について解説します。

  1. 会社概要
  2. 創業者
  3. 歴史

どのような経緯があるのかも、見ていきましょう。

1.会社概要

NVIDIAは半導体の大手メーカー企業です。

NVIDIAという名前は、ラテン語の「INVIDIA(羨望)」が由来です。

半導体の中でもGPUの設計に特化しており、以下の業界で注目されています。

  • ゲーム業界
  • 3Dグラフィックス
  • AI技術を活用した画像処理・データ解析など

また、NVIDIAは自社工場のないファブレスメーカーです。

工場の建設・運用コストを削減しつつ製造は外注化することによって、NVIDIAは設計や開発に集中でき、優れたアイデアを迅速に実現できています。

2.創業者

創業者は以下の3名です。

  • ジェンスン・フアン
  • カーティス・プリエム
  • クリス・マラコウスキー

ジェンスン・フアンはカリスマ性やリーダーシップがあり、「私は週7日働いている。働いていないときは、働くことを考えている」と発言しています。

なお、NVIDIAが生まれたのはカリフォルニア州シリコンバレーにある、ファミレスのデニーズという話は有名です。

3.歴史

NVIDIAは1993年4月に創業し、設立当初からGPUの開発に注力してきました。

1999年に最初のGPUをリリース以降、ゲーミングPCやワークステーション向けGPUで、高いシェアを獲得しています。

2006年に「CUDA」という、並列計算プラットフォームの導入をきっかけに乗り出したのが、AIやデータセンター向けGPUの開発です。

2022年にOpenAI社は、NVIDIA製のGPUを1万個搭載しているスーパーコンピューターを使用した、ChatGPTを公開しました。

2023年度の売上高は609億ドルに達し、半導体市場の売上記録として世界1位です。

NVIDIAの強み

NVIDIAは、特にGPUの並列計算能力を最大限に引き出す技術について、高く評価されています。

主要製品は以下のとおりです。

  • GeForce:ゲーミング向けの高性能GPU
  • RTX/Quadro:プロフェッショナル向けの高性能グラフィックスカード
  • Tegra:モバイルデバイス向けのシステムオンチップ
  • DGX-1:ディープラーニング用のAIスーパーコンピューター
  • BlueField:データセンターとネットワーキング向けのスマートNIC

NVIDIAは、GPU市場での早期参入と強固なサプライチェーンにより、競合他社に対する優位性を保っています。

またゲームや自動運転・AIなど多岐にわたる分野での応用が可能で、高性能な製品と信頼性の高さによって、業界内外でのブランド力が高いです。

2024年6月18日には、時価総額が3兆3350億ドルとなり、世界トップの企業となりました。

NVIDIAの事業内容

主な事業内容は、以下のとおりです。

  • データセンター事業
  • ゲーミング事業
  • プロフェッショナルビジュアライゼーション事業
  • オートモーティブ事業

2024年の決算情報も参考に、解説します。

1.データセンター事業

NVIDIAは、データセンター向けの高性能GPUを提供しています。

AIやクラウドサービスの需要が増加している背景から、NVIDIAの柱といえる事業です。

GPUは、以下の分野で高度な計算処理を効率的に実行できるよう、設計されています。

  • AI
  • ディープラーニング
  • ビッグデータ解析
  • クラウドコンピューティングなど

新型コロナウイルスによってリモートワークが増加した背景から、クラウドベースのコンピューティングを支える、データセンターの需要が増える結果となりました。

なお2024年の決算情報によると、データセンター事業の通年売上高は475億ドルで、前年と比べて

約2倍です。

売上高の伸び率から見ても、わずか1年でデータセンターの需要が急拡大していると分かります。

AI業界は今後も市場規模が拡大するといわれており、データセンター事業も成長していくと考えられるでしょう。

2.ゲーミング事業

NVIDIAは、ゲーミング市場向けに高性能なGPUを展開しています。

新型コロナウイルスの影響から、屋内で過ごす時間が増えたことによってゲームへの関心も高まった結果、NVIDIAの収益をさらに押し上げたのがゲーミング事業です。

代表製品である「GeForce」は、パソコン向けのグラフィックスチップとして、世界的に普及している製品の一つです。

GeForceシリーズは、最新のゲームを高解像度で滑らかにプレイできる性能を持つため、「映像の描画スピードの速さにこだわりたい」と考えるゲーマーから高い評価を受けています。

またリアルタイムレイトレーシング技術を搭載した「RTXシリーズ」も人気で、高解像度でリアルな光の反射や影を表現し、ゲーム中の視覚体験を向上させます。

2024年の決算情報によると、通年の売上高は104億ドルで、前年より15%増加しました。

eスポーツや最新ゲームの進化とともに、今後の成長も見込まれる事業です。

3.プロフェッショナルビジュアライゼーション事業

プロフェッショナルビジュアライゼーション事業では、専門分野向けに高性能なグラフィックスカードを提供しています。

高い需要があるのは、高精度な3Dグラフィックが必要とされる以下の業種です。

  • 医療
  • 建築
  • 製品デザイン
  • メディア・エンターテインメント

「Quadroシリーズ」は、複雑な3Dモデルのレンダリング・ビジュアルシミュレーションにおいて、高い性能を発揮します。

通年の売上高は16億ドルで、各業界における下記について期待されています。

プロセスの効率化

製品・サービスの品質向上

ユーザー体験の向上

3Dグラフィックの精度が向上することによって、病気の診断・治療に役立ち、デザインの視覚化や映像制作の効率化が可能です。

4.オートモーティブ事業

NVIDIAは、自動運転システムや車載システムを支えるための、GPUおよびプラットフォームを提供しています。

なお、すべてのテスラ車には、NVIDIAのハードウェアが搭載されています。

通年の売上高は、前年より21%増加して11億ドルです。

自動運転が普及すれば、安全性や利便性が向上し、人びとの暮らしはより豊かになるでしょう。

自動運転技術の進化と普及のために、成長が期待されている事業です。

NVIDIAの戦略

NVIDIAのCEOジェンスン・フアンは「コンピューティングコストをほぼゼロにする可能性」について述べています。

もしも実現できればビッグデータ解析やAIの利用が一層促進され、小規模企業やスタートアップ企業が、低コストで新しい技術やサービスを開発する機会も増えるでしょう。

また現在のH100 GPUを更新し、2024年後半はさらに進化したH200をリリースする予定です。

そして2029年には、より高性能なH700の市場投入を計画しています。

NVIDIAでは、特にAIとディープラーニングの分野における研究開発へ、継続的に投資しています。

結果、新しい技術や製品の開発が進み、市場の変化に迅速に対応できるでしょう。

NVIDIAの株価

過去1年間の株価推移は、以下のとおりです。

出典:Google Finance

NVIDIAの株価は、AIブームや高性能GPUの需要増加により、2024年に入ってから急速に上昇しています。

2024年3月に、NVIDIAの株式を10年前に2,000株以上購入したまま、長期保有している日本人投資家がいると、X(旧Twitter)で話題になりました。

取得金額は約144万円に対し、2024年3月22日時点で評価額は200倍の3億円です。

投資家の間では「NVIDIAは今後も成長する可能性が高い」「収益性が高い投資先」といわれており、非常に注目されています。

AI技術の進歩によって、企業が効率的かつ効果的な新しい商品・サービスを提供する中で、NVIDIAの技術は不可欠な役割を果たしているといえるでしょう。

まとめ:NVIDIAはAI業界の発展に寄与する企業

NVIDIAは、GPU開発・製造で有名な半導体のメーカー企業ですが、近年ではAI分野にも積極的に進出しています。

技術革新を追求し続ける姿勢と、GPUの並列処理能力を最大限に引き出す技術は大きな強みです。

株価は2024年に入り大きく上昇しており、時価総額3兆ドルを超える企業に成長しました。

AIブームなどを背景に、今後もNVIDIAの成長が期待されています。

また、弊社コラムでは下記のようなAIに関する解説をしているため、併せてご覧ください。

なお、弊社のサービスであるSEOに強いAIライティングツール「トランスコープ」は、ChatGPT GPT-4の技術を利用しております。

使い方などの詳細については、以下の動画にて解説しておりますので、ぜひご視聴ください。

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最終更新日:2024/8/28

シェアモル株式会社 代表取締役

齋藤 康輔

大学在学中に半導体のシミュレーションを専攻する傍ら、人材会社にてインターン。
インターン中に人材会社向け業務システムを開発し、大学卒業後の2007年3月に上記システム「マッチングッド」を販売する会社、マッチングッド株式会社を設立。
12年の経営の後、2019年1月に東証プライム上場企業の株式会社じげんに株式譲渡。
売却資金を元手に、シェアモル株式会社を設立。
AIを利用したM&A・事業承継の仲介サービス「シェアモルM&A」SEOに強い文章をAIが作成する「トランスコープ」を展開中。

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